
地震には速く伝わるP波(秒速5~7km)とそれより遅く伝わる大きな揺れを伴うS波(秒速3~4km)があります。地震が発生した場合、震源近傍の地震計でP波を検知し、この観測データに基づいた震源や地震の規模(マグニチュード)、S波(“主要動”ともいいます)の各地への予想到達時刻・予想震度を直ちに推定し、気象庁より可能な限り素早く緊急地震速報として配信される情報です。

MJ@lertでは緊急地震速報を受け、震源および地震の規模からお客様の登録地点におけるS波の予想到達時刻、予想震度を推定し、お客様に情報を配信します。お客様は予想到達時刻と現時刻の差からS波到達までの猶予時間を知ることができます。

平成17年8月16日に宮城県沖で発生した地震では気象庁からの緊急地震速報の第1報は、石巻市で主要動到達の10秒前に、仙台市で16秒前に、川崎町では22秒前に配信されました。(下表参照)
